毎朝紅茶を飲む習慣をつける10のメリットとは? 紅茶の持つ効果や、習慣づけによって得られるいい点を紹介

毎朝紅茶を飲む習慣をつける10のメリットとは? 紅茶の持つ効果や、習慣づけによって得られるいい点を紹介

皆さんはどんな飲み物を飲んで1日をスタートさせているでしょうか。
紅茶には、カフェイン、ポリフェノール、テアニンなどの成分が含まれており、それぞれが身体に良い効果を与えてくれます。

ここでは、特に朝に紅茶を飲みたい理由と、朝紅茶を飲む習慣をつけることで得られる、身体的・精神的なメリットを10個紹介しています。

この機会に、朝に紅茶を飲む習慣を身に付けてみてはいかがでしょうか。

目次

  1. 毎朝紅茶を飲む習慣をつける10のメリット
  2. 朝紅茶を飲む人が少ない理由は?
  3. まとめ

毎朝紅茶を飲む習慣をつける10のメリット

紅茶には、様々な成分が含まれており、健康に良い作用も多いとされています。
しかしそのような効果には即効性がなく、時々紅茶を飲む程度では発揮されません。
継続的に紅茶を飲み続けることで、初めてその効果を期待できます。

そのためには、毎日紅茶を飲む習慣を身に付けるのが理想です。

1日の中で一番行動パターンが決まっていて、ルーティンを作りやすい朝の習慣にすることで、自然と紅茶を飲む習慣が生活に溶け込むでしょう。
また、期待できる効果を知っていれば、習慣化するモチベーションにもなるはずです。

1.朝に紅茶を飲んで集中力アップ

紅茶にはカフェインが含まれています。
カフェインは、睡眠物質の作用を抑えて、覚醒させる作用があるといわれています。
また中枢神経が刺激されることで、頭がすっきりしたり集中力が上がるともいわれています。

このような働きは、覚醒の水準が低い朝や、疲労が激しい時に高い効果が得られるそうです。
そのため朝に紅茶を飲むと、しっかりと目が覚めて、集中して効率よく仕事などに取り組めることが期待できます。

2.高血圧の予防に効果がある?

紅茶に多く含まれているカフェインは、高血圧予防の効果も期待されます。
カフェインを摂取すると、動脈が広がり血液の流れが良くなります。
その結果、血圧の上昇が抑えられるといわれています。

特に、高血圧が続くと心臓への負担が大きかったり、脳の血管が傷つくなどで、心臓や血管関係の疾患を発症するリスクが高まります。そのため、紅茶を飲んで、高血圧の予防効果を期待したいところです。

3.紅茶にはリラックス効果がある

紅茶を飲んで、ほっとした経験がある方も多いと思います。
これは紅茶に含まれるアミノ酸の一種、テアニンという成分の作用と考えられています。

テアニンを摂取すると、モーツァルトの音楽を聴いた時と同じように、脳のα波が増えることが確認されています。
また、リラックス効果を高めるには、ホットで飲むことをおすすめします。

ホットティーは、蒸気と一緒に香りも立ち上がるため、紅茶の香りでリラックスすることができます。

4.紅茶の抗菌作用は病気の予防に役立つ

紅茶にはまた、カテキンという成分も含まれています。
カテキンの効用といわれるものは多くありますが、その中でも抗菌作用は広く知られています。

カテキンには、解毒・消毒作用があり、特に食中毒の原因となる菌に対する効果が認められています。
また、腸内の有害物質を取り除いて、腸内の健康と免疫システムの改善も期待されます。

抗ウイルス効果も確認されており、紅茶の茶殻を浸した水でうがいをするだけでも、カゼやインフルエンザの予防につながるといわれています。

5.紅茶を飲むことで美肌効果が期待できる

カテキンはポリフェノールの一種で抗酸化作用があり、しわやたるみなど肌の老化現象を抑制するといわれています。
さらに、ハイドロキノンという成分がメラニンの生成を抑えて、しみやニキビ跡を改善する効果も期待できます。

これらの働きが重なることで、紅茶がしわやしみの予防になり、美肌効果につながるといわれます。
また、カフェインの利尿作用で老廃物が排出されやすくもなり、さらに美肌効果の期待が高まります。

6.紅茶を飲むことで口腔ケアができる

紅茶にはフッ素も含まれています。
フッ素は、歯磨き粉にも使われている成分で、歯を丈夫にしたり虫歯の原因となる菌の働きを抑える作用があり、虫歯予防につながります。

またタンニンを始めとするポリフェノールは、虫歯菌が歯に付着したり繁殖するのを防ぐと同時に、口臭の原因となる酵素を抑制をするといわれています。
虫歯予防や口臭のケアなど、紅茶は食後の強い味方になってくれそうです。

7.紅茶の抗酸化作用で老化防止

カテキンやタンニンなどのポリフェノールは、紅茶に含まれる抗酸化物質です。
抗酸化物質は、体内の細胞がダメージを受けるのを軽減する働きを持ち、それが老化や病気の予防につながります。

新陳代謝が上がって美肌につながるだけでなく、血糖値やコレステロール値の改善、免疫力の向上など生活習慣病の予防にもつながり、健康の維持にも役立つといわれています。

これらの効果が重なって、総合的に若々しい印象を与え、老化の防止につながります。

8.紅茶には癌細胞の増殖を抑える効果がある?

ポリフェノールは、癌のリスクを軽減する効果があるといわれています。
ポリフェノールは、癌細胞が成長するのを抑制したり、新しくできた癌細胞が発達するのを抑止する効果があるといわれています。

癌を治癒させるものではありませんが、紅茶のポリフェノールを摂取することで、癌の進行を遅らせたり、転移を抑制する効果があるといわれています。

紅茶は、他の生活習慣病の予防にもなるといわれているため、それも合わせて癌のリスクを下げる効果が期待されます。

9.紅茶には身体を活性化させる効果がある

紅茶に含まれるカフェインには、筋肉の運動機能を高める作用もあるといわれています。
カフェインは中枢神経を興奮させるだけでなく、筋肉も刺激するため、その相乗効果で持久力を高めつつ、疲労も感じにくくなるといわれています。
栄養ドリンクにカフェインが含まれているのも、この効果を狙ってのことと思われます。

朝に紅茶を飲んでカフェインを摂取すると、1日の活動を効率よくスタートできることが期待できます。

10.朝に紅茶を飲むことを習慣づけすることで、朝に活動するクセがつく

朝に紅茶を飲むと、カフェインやテアニンの働きで頭がすっきりして集中力が高まったり、気持ちがリラックスできる効果が期待できます。
そうすると、前向きな気持ちになり、1日のモチベーションが上がります。
頭がすっきりして、新たに良いひらめきが生まれることもあるでしょう。

そんな朝を毎日過ごすと、豊かな発想力や前向きな心持ちが習慣になり常態化して、日々の充実感が増していきます。
その充実感がまた前向きな気持ちにつながり、好循環を生み出します。

朝に活動することで夜の睡眠にも嬉しい効果が?

私たちの睡眠を司るホルモンに、メラトニンがあります。
メラトニンは、朝光を浴びると分泌が止まり、その後14~16時間経過すると、再度分泌されます。
分泌が高まるにつれ、体温が低下して眠気を感じるようになっています。

夜の就寝時間にメラトニンが分泌されて、スムーズに眠りにつくためには、朝の決まった時間にメラトニンの分泌を止めておく必要があります。
朝、すっきりした状態で活動を始めると、夜のメラトニンの分泌にも良い影響を与え、睡眠のリズムが乱れないという好循環が確立されます。

朝紅茶を飲む人が少ない理由は?

ある調査によれば、日本で朝紅茶を飲む習慣がある人はわずか5.5%で、諸外国と比べて少ないそうです。
そして、紅茶を飲む時間帯として一番多いのが、午後(夕方までの時間帯)でした。

日本では、紅茶と言えば「ゆったり」「リラックス」というイメージが強いです。

朝は時間に追われて忙しいという現実と、ゆっくり飲む紅茶のイメージが一致せず、朝に紅茶を飲む人が少ないのではないかと推測されます。

紅茶に含まれるカフェインの量を勘違いしている

紅茶に含まれるカフェインの影響が心配な方もいるでしょう。
紅茶に含まれるカフェインは、1杯(約150ml)あたり28~44mgです。
これは、コーヒー1杯分のカフェインの半分にあたります。

また、紅茶に含まれるテアニンがカフェインの働きを緩和させるため、実際のカフェインの量よりも、カフェインの影響は小さくなると考えられています。
1日のカフェイン最大摂取量の目安は、成人で400mg、妊娠中の方で200mgとされています。

タンニンが生活習慣病の予防に?貧血の原因といわれる理由とは?

ポリフェノールに含まれるタンニンには様々な効用があり、結果として生活習慣病の予防につながると考えられています。

一方で、貧血につながるリスクを指摘する声もあります。

金属と結合しやすいというタンニンの特徴が、鉄分の吸収を阻害する、との理由からです。
しかしアメリカの研究結果では、その影響は極めて小さく、バランスの取れた食事と一般的な紅茶の飲用量を心がけていれば問題はないとしています。

もし心配であれば、食後1時間は紅茶を飲むのを控えることで十分なようです。

紅茶に含まれるポリフェノールには嬉しい効果が沢山。妊婦さんが摂りすぎるのは注意!

紅茶に含まれるポリフェノールには、老化防止や生活習慣病の予防につながる抗酸化作用、免疫力の向上、抗菌・抗ウィルス作用、脂肪燃焼作用など、うれしい効果が多くあるといわれています。

もちろん、普段の生活習慣や食生活を見直すことが大切ですが、紅茶の効果にも期待したいです。

一方で摂りすぎると、女性ホルモンが乱れる原因になるともいわれています。
特に妊娠中の方は、胎児にも影響を及ぼす恐れもあるため、摂りすぎには注意が必要です。

まとめ

紅茶に含まれる成分は、心身への健康効果が高いといわれており、日々の生活で後回しになりがちな、老化防止や生活習慣病の予防への効果も期待されています。

ただ、これらの恩恵を受けるには、継続的に紅茶の成分を摂取することが必要です。
そのためには、パターン化している朝のルーティンに紅茶を飲む時間を加えると、習慣化しやすいでしょう。

また朝の紅茶は、精神面や夜の睡眠リズムにも良い影響を与えてくれます。

この機会に、朝に紅茶を飲む習慣をつけることをおすすめします。


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