「茶葉や湯量をどの程度いれて良いのか分からない」と悩んだ経験はありませんか。
紅茶をいれる際に、茶葉やお湯の分量に迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
今回は、美味しい紅茶をいれる際のおすすめの茶葉の分量、湯量についてご紹介します。
一口におすすめの分量と言っても、ストレートやミルクティーなど飲み方によっては様々です。
美味しい紅茶を飲みたい方、茶葉やお湯の分量をお悩みの方は是非参考にしてください。
また、ティープレスやフレンチプレスを用いる際の分量や、1日のカフェイン摂取量についてもご紹介します。
目次
- 美味しい紅茶をいれるための茶葉の分量とは?
- ティープレスやフレンチプレスを用いて紅茶をいれる際のおすすめの分量や方法とは?
- ポットを使って紅茶をいれる場合のおすすめの分量や方法とは?
- まとめ
美味しい紅茶をいれるための茶葉の分量とは?
美味しい紅茶をいれるには、茶葉の分量、湯量が重要です。
茶葉を使っていれる場合、次の分量が目安となります。
1人分 ティースプーン1杯(2~3g)・湯量200ml
この目安を元に、人数分の茶葉の分量と湯量を決めます。
茶葉の目が大きい場合は、大盛(3g)。細かい場合は、中盛(2.5〜3g)にするとより美味しくいれることができます。
また、ほとんどの商品には、目安となる分量、抽出時間が記載されています。そちらも参考にしてください。
ストレートティーをいれるときにおすすめの茶葉の分量は?
ストレートティーをいれる場合、次の分量が目安となります。
1人分 ティースプーン1杯(2~3g)・湯量200ml
目の大きい茶葉は3g。細かい茶葉は2.5〜3gが適量です。
抽出時間は、大きい茶葉は3分以上。細かい茶葉は2分半〜3分が目安です。
また、抽出後にティーポットへ茶葉を残しておくと、味が濃くなるため、茶こしを使用して別のティーポットに移すのがおすすめです。
ストレートティーを美味しくいれるポイント
- 水は汲みたての軟水を使用
- お湯は沸騰したて(100℃前後)がベスト
ミルクティーを作るときのポイント
ミルクティーを作る場合、次の分量が目安となります。
1人分 ティースプーン山盛り1.5杯~2杯(6~8g)・湯量150ml
牛乳を入れるため、上記のような分量で濃いめに抽出することがポイント。
その他、抽出時間を長めにするなど工夫をして、しっかりと紅茶の風味とコクを出します。
ミルクティーを美味しく作るポイント
- 茶葉の量を増やし、濃いめに抽出する
- 茶葉の種類によっては、抽出時間を長くする
アイスティーを作るときにおすすめの茶葉の分量は?
アイスティーを作る場合、次の分量が目安となります。
1人分 ティースプーン1杯(2~3g)・湯量100ml
たっぷりと氷を入れたグラスに紅茶を注ぐため、はじめから湯量を半分にします。
言い換えれば、紅茶を2倍の濃さにします。
十分な氷を入れても、味が薄くならないようにしましょう。
アイスティーを美味しく作るポイント
- 紅茶の濃さは2倍
- たっぷりの氷で急冷する
ティープレスやフレンチプレスを用いて紅茶を作る際のおすすめの分量や方法とは?
紅茶をティープレスやフレンチプレスを使っていれる場合、分量はどの位が適量でしょうか。
ティープレスやフレンチプレスを使っていれる場合、次の分量が目安となります。
1人分 ティースプーン1杯(2~3g)・湯量200ml
抽出時間は、目の大きい茶葉は3分以上。細かい茶葉は2分半〜3分です。
また、フレンチプレスで美味しい紅茶をいれるには、茶葉を滞留させます。
- 汲んですぐの水を沸騰させ、使用する
- 茶葉にお湯を注ぐ前にフレンチプレスに入れる
- 沸騰したてのお湯を勢いよく注ぐ
これらを行うことで、茶葉を上手く滞留させ、成分を良く抽出できます。
ティープレスやフレンチプレスとは?
19世紀イタリア人デザイナーによって生み出されたフレンチプレス。
細長い筒状の容器に、先端にフィルターが付いた棒と蓋が付いた容器です。
日本では紅茶器具としてなじみ深いですが、本来はコーヒーを抽出するために作られました。
フレンチプレスが日本で広まったのは1973年ごろです。
紅茶メーカーが紅茶をいれる道具として取り上げたことで、瞬く間に人気となりました。
そのため、現在でも紅茶器具としての認識が広まっています。
ちなみに、フレンチプレスとティープレスは厳密には別物です。
ティープレスは紅茶抽出後に茶葉を閉じ込めるように、茶こし下部に穴がありません。
余分な抽出を行わない設計になっているので、紅茶を作る場合にはティープレスがおすすめです。
カップと道具をどちらも温める
紅茶には抽出に適した温度、美味しいと感じる温度があります。
カップやフレンチプレスが冷たいままですと、熱湯を注いでも、温度が下がってしまいます。
そのため、茶葉を入れる前に、少量のお湯をカップとフレンチプレスに注ぎ、温めておきましょう。
100℃に近い温度を保つことで、しっかりと茶葉の成分を抽出することが出来ます。
フレンチプレスを使う際の注意点
ティープレスやフレンチプレスを使用する場合には、抽出後、フィルターを最後まで押し込みすぎないように注意しましょう。フィルターをゆっくりと押し込み、底との間に少し隙間を作ります。
最後まで押し込むと、押しつぶされた茶葉から雑味が出てしまいます。
渋みや苦みの原因になりますので、少し隙間を開けて、茶葉が潰れないように注意しましょう。
ポットを使って紅茶をいれる場合のおすすめの分量や方法とは?
紅茶を美味しくいれるなら、ティーポットがおすすめです。
ティーポットの魅力は、紅茶の味わいと香りをより引き出すことにあります。
紅茶本来の香りや味わいを引き出すには、茶葉の滞留が必要不可欠です。
ティーポットは、その形状から茶葉が滞留しやすくなっています。
丸みをおびた形状のティーポットならば、さらに滞留しやすく、風味を引き出せます。
茶葉の分量とお湯の分量どちらも気をつける
ティーポットを使用する際にも、茶葉の量と湯量には注意が必要です。
ティーカップ2杯以上いれるのがおすすめ。
ティーポットのサイズにもよりますが、次を目安にします。
ティースプーン2杯(4~5g)・湯量400ml
ポットやティーサーバーは鉄製のものを避ける
ティーポットは陶磁器やガラス製、銀製など様々なものがあります。
しかし、鉄製のティーポットは注意が必要です。
鉄製の場合、鉄分が紅茶のタンニンと結合して香りに影響が出ます。
また、紅茶の水色が黒っぽくなる原因にもなります。
陶磁器や銀製のティーポット、またはガラス製のティーサーバーを選びましょう。
沸騰直後のお湯を使う
美味しい紅茶をいれるには、お湯の温度も重要です。
適正な温度で抽出された紅茶は、豊かな香りと深い味わいがでます。
温度が低いと紅茶の香りや旨味は上手くでません。
紅茶の抽出には沸騰直後(100℃)のお湯を使います。
沸騰したタイミングで、直ぐに注ぎます。
また、沸騰させる水は、汲みたての水道水を使いましょう。
汲みたての酸素を含んだ水道水が、紅茶の抽出には適しています。
紅茶は1日にどれくらい飲んでもいい?メリットや1日の許容量を紹介
「紅茶は健康に良い」と耳にしたことはありませんか。
かつての中国では、茶葉を霊薬に、ヨーロッパでは万病に効く秘薬とされていました。
実際に、毎日紅茶を飲むことでいくつもの効果が期待できるといわれています。
- 集中力up
- 脂肪燃焼効果
- 免疫力向上
- リラックス効果
- 抗ウィルス効果
- ダイエット効果
- 高血圧予防
- 生活習慣病予防
- 口臭予防
その他、アンチエイジング効果なども期待されています。
紅茶に含まれる成分について
紅茶にはカフェインが含まれていることは有名です。
しかし、カフェイン以外にも、紅茶には多くの成分が含まれています。
カフェイン
集中力を高め、眠気を覚ます効果が期待されます。
疲労回復、ストレス解消といった嬉しい効果もあります。
さらに、糖尿病などの生活習慣病予防にも期待されています。
カテキン
紅茶ポリフェノールの一種で、渋みや苦みの元となっています。
ウィルスなどを殺菌してくれると期待されています。
インフルエンザなどの感染症予防にも注目されています。
その他、シミ、シワなどを防ぐ効果が期待されています。
テアニン
旨味と甘みを引き出す役割をもつテアニン。
お茶特有の成分で、緑茶や玉露などにも多く含まれます。
リラックス効果や快適な睡眠を促す効果が期待されています。
集中力や記憶力の向上、冷え性改善なども見込まれます。
1日に摂取していいカフェインの量は?
前提として、カフェインが身体に与える影響は個人差が大きく、明確な指標はありません。
そのため、1日に何g摂取して良いという決まりはありません。
実際に、日本では目安となる基準は設けられておりません。
国際的に示されている摂取上限の推奨目安量には多少ばらつきがありますが、健康な成人ではおよそ400mg/日、妊婦さんでは200mg/日までであれば問題ないとされています。
1杯あたりの紅茶に含まれるカフェインは28~44mgといわれています。
これはコーヒーの約半分の含有量です。
おおよその目安として、紅茶カップ(150ml)で8杯程度が1日の摂取上限となります。
まとめ
今回は美味しい紅茶を作るための分量について、紹介しました。
美味しい紅茶を作るためには、茶葉の分量、湯量が重要です。
1人分 ティースプーン1杯(2~3g)・湯量200ml
是非、これを頭に入れて覚えておきましょう。
ミルクティーやアイスティーなど飲み方によっても、分量は異なります。
また、紅茶や茶葉の種類によって、抽出時間を変えることもおすすめ。
ティーポットやフレンチプレスなど、器具を温めておく工夫なども、味わいをよくするポイントです。
今回の記事を参考に、是非美味しい紅茶をいれてみてください。