ティータイムやリラックスタイムによく飲まれる紅茶とハーブティー。
リーフやティーバッグのものを選び、お湯を注いでいれ、ティーカップで飲むといった共通点がありますが、実は違いもたくさんあるのです。
ここでは、紅茶とハーブティーの違いとそれぞれの特徴を知り、シチュエーションに合ったものを選べるようなポイントをあげています。
また、初めての方でも簡単に選べるよう、おすすめの種類をご紹介しています。
目次
- 紅茶とハーブティーの違いとは?
- 紅茶とハーブティーのいれ方に違いはある?
- ディルマ人気の紅茶5選
- ディルマ人気のハーブティー5選
- まとめ
紅茶とハーブティーの違いは?
紅茶とハーブティーには共通点もありますが、実は別のもので、それぞれ違う特徴を持っています。その中でも、大きな違いが2つあります。まずは原料です。
紅茶とハーブティーでは、使われている原料が異なります。そして原料が違えば、含まれる成分も変わってきます。
特にカフェインを含むかどうかは、体調や飲む時間帯にも関係してくるため、気になる方も多いのではないでしょうか。
紅茶とハーブティーの原料や成分の違いと、それぞれの代表的な種類をご紹介します。
紅茶は茶葉を使用する
紅茶は、チャノキ(カメリア・シネンシス)というツバキ科の植物の葉を原料にして作られています。
私たちになじみのある緑茶やウーロン茶も、同じくチャノキの葉が原料です。
茶葉を摘んだあとの加工方法の違いにより、できたものが紅茶・緑茶・ウーロン茶と分類されるのです。
紅茶には、セイロン、ダージリンといった特定の産地の茶葉や、アールグレイのように香りがついた茶葉など、多くの種類があります。
ハーブティーは茶葉を使わない
紅茶がチャノキの葉で作られる一方で、ハーブティーはさまざまな植物が原料として使われています。
よく知られているものでは、ペパーミントやカモミールなどがあげられます。
使われる部位もさまざまで、葉のほかに花や茎などもハーブティーに使われています。そのため色や形が多彩で、見た目にも楽しむことができるのです。
また、植物の種類や使う部位によって香りや風味に違いがあるのも、ハーブティーならではの特徴です。
カフェインを含むのは?
飲みものを選ぶときに、気になることの1つがカフェインです。
体調や飲む時間帯によっては、カフェインを避けたいときもあるでしょう。
まず、紅茶にはカフェインが含まれています。
特に熱いお湯でいれた紅茶には、カフェインが多く抽出されているため、カフェインの摂取量を抑えたいときは、水出しで飲むのも一つの方法です。
一方で、マテ茶など一部を除き、ほとんどのハーブティーにはカフェインは含まれていません。
そのため、カフェインを気にせずに飲めることがハーブティーの強みでもあります。
紅茶とハーブティーのいれ方に違いはある?
原料やカフェインの量だけでなく、見た目の色やサイズ、形も大きく違う紅茶とハーブティー。
おいしくいれる方法に違いはあるのでしょうか。
また、リーフやティーバッグなど、茶葉やハーブの形状もさまざまです。
より満足感のあるティータイムを演出できるよう、おいしさだけでなく、形状や飲み方に合わせたいれ方、成分の抽出量にもこだわって、いれるときのポイントをご紹介しています。
まずは、必要な道具からご紹介します。
紅茶とハーブティーを飲むときに必要な道具とは?
紅茶もハーブティーも、ティーポットとカップがあれば飲むことができます。
ティーポットに直接セットするインフューザー付のティーポットを選べば、いれたあとのリーフの片づけも簡単です。
また、紅茶を底が白くて浅いカップにいれたり、ハーブティーを透明のティーポットでいれるなど、道具の選び方をひと工夫すると、紅茶の色やハーブティーの華やかさを目でも楽しめます。
もちろん、手持ちの急須や湯のみでも飲むことができます。
【紅茶】茶葉の状態によっていれ方が変わる
紅茶をいれる基本は、熱湯で一定の時間、茶葉を蒸らすこと。
1杯分の分量は、大きさにもよりますが
- 茶葉 約2~3g、またはティーバッグ1つ
- 熱湯 180~200ml
です。2杯分は、茶葉と熱湯の量を2倍にします。
熱湯を注ぎ、ふたをして3~5分蒸らし茶葉を取り除くと、ホットティーができあがります。
アイスティーは、熱湯を半分、蒸らし時間を4分にし、茶葉をこしたあとに氷の入ったグラスに注ぎます。
濃い紅茶を、氷で薄めながら冷やすイメージです。
茶葉の量や蒸らし時間を調整し、飲み方や好みに合わせることも可能です。
【ハーブティー】ハーブの種類によっていれ方が異なる
ハーブティーも、基本は紅茶と同じ方法でいれられます。
1杯分の分量は、
- ハーブ 小さじ山盛り1~2杯、またはティーバッグ1つ
- 熱湯 200ml
です。アイスティーの場合は、ホットのときの2~3倍のハーブを半量の熱湯で4分蒸らし、氷を入れたグラスに注ぎます。
ハーブの香りをしっかり出すには、ホットでいれるのがおすすめです。
ディルマ人気の紅茶5選
紅茶は、茶葉の産地の標高・気温・降水量・土壌・日当たりなど、茶園の位置する環境が茶葉の風味に大きな影響を与えます。
もちろん、フレーバーの有無によっても、紅茶の印象が変わります。
また茶葉によって、ホットティー・ミルクティー・アイスティーなど、相性のよい飲み方も違います。
それぞれの紅茶の特徴とおすすめの飲み方、相性のよいスイーツや料理をご紹介していますので、紅茶を選ぶときの参考にしてください。
イングリッシュ・ブレックファースト/ENGLISH BREAKFAST
スリランカの高地、標高1,500m付近の茶園で育った茶葉を使った、力強い味わいの紅茶です。
ストレートティーはもちろん、ミルクに負けない深みとコクがあるため、ミルクティーにも向いています。
ストレートティーをクリームたっぷりのスイーツと合わせて、ミルクティーを飲んでいるような味わいを演出することもできます。
また、スコーンやマフィンなどの焼き菓子との相性も抜群です。
626~756円で、ティーバッグとリーフの商品があります。
ウダ・ワッテ<ディンブラ>/UDA WATTE
スリランカの高地、標高1,200m付近で育ち、優しく爽やかな味わいが特徴です。
華やかな香りとさっぱりした風味に、深みとコクも兼ね備えた、バランスのとれた味わいです。後味がすっきりと飲みやすく、ストレートティーがおすすめです。
紅茶の軽い口当たりに合わせ、軽い味わいのケーキやチーズケーキなどのスイーツ、またトースト、サラダ、卵料理といった食事と合わせると、お互いの風味を引き立てることができます。
1,296~1,944円で、ティーバッグとリーフの商品があります。
アールグレイ/EARL GREY
柑橘系のフルーツ、ベルガモットの香りをつけた、代表的なフレーバー紅茶です。
ほどよいコクと穏やかな味わいの茶葉が、ベルガモットの爽やかな香りと折り合い、すっきりと飲みやすい紅茶です。
また、すっきりとした風味を際立たせるには、アイスティーがおすすめです。
暑い日のおもてなしの強い味方にもなります。爽やかな香りは、チョコレートの味わいをよく引き立ててくれます。
648~864円で、ティーバッグとリーフの商品があります。
ダージリン/DARJEELING
世界で人気のインド・ダージリン地方産の紅茶です。
ヒマラヤ山脈の麓、標高2,000mの冷涼な気候で育った、上品な味わいの紅茶です。繊細な香りと、緑茶を思い出させるような心地よい渋みが特徴です。
ダージリン独特の特徴を味わうには、ストレートティーがおすすめです。また、アイスティーにしても、すっきりとした爽やかさを味わえます。
甘さ控えめなムースなど、爽やかなスイーツとの相性がよいだけでなく、和菓子とも相性がよく、試してみる価値があります。
648円で、ティーバッグの商品があります。
プレミアム・セイロン・ティー/PREMIUM CEYLON TEA
ディルマ創業時からの定番の紅茶で、日常使いの紅茶として世界中で愛されています。ほどよい深みのある穏やかな味わいと、心地よい香りはバランスがよく、飽きがこない風味です。
そのため、ストレート・ミルクティー・アイスティーと飲み方を選ばずに楽しめ、スイーツや料理のタイプに関わらず、食べものの持ち味を引き立ててくれます。いつでも飲めるように、常備しておきたい茶葉です。
518~1,296円で、20袋入りと100袋入りのティーバッグがあります。
ディルマ人気のハーブティー5選
カフェインを含まず、幅広い年齢層の方が飲みやすいハーブティー。
原料となるハーブが違うため、さまざまな産地があり、ハーブによって特徴も大きく異なります。風味・香り・色など、選ぶ基準は人それぞれです。
一つ一つのハーブの特徴を知り、飲む時間帯や気分に合わせて選ぶのもよいでしょう。ブレンドすることで、風味のバリエーションが増えるのもハーブの魅力です。
ここでは、相性のよいハーブ同士をブレンドしたものもご紹介しています。
グリーンルイボス・カルダモン・ジンジャー&オレンジ/GREEN ROOIBOS CARDAMOM,GINGER&ORANGE
南アフリカの砂漠で育つハーブ、ルイボスを使ったハーブティーです。
ルイボスは酸化発酵させたものが主流ですが、こちらのグリーンルイボスは非発酵のものです。すっきりとクセのない味わいです。
そのグリーンルイボスに、オレンジのフルーティーさとカルダモンとジンジャーのスパイシーさが合わさり、生き生きとした味わいを作り出しています。
ホットティーでもアイスティーでも飲みやすいです。
パイやクッキーなど軽い食感のスイーツや、魚介料理や野菜がメインのさっぱりとした食事とよく合います。
648円で、ティーバッグ20袋入りの商品があります。
ローズヒップ&ハイビスカス/ROSEHIP AND HIBISCUS
鮮やかな深紅色と、甘酸っぱさが印象的なハーブティーです。ビタミンCを豊富に含んでいます。
ストレートで飲むのがおすすめですが、酸味が気になるときは、はちみつなど甘みを加えると飲みやすくなります。
また、アイスティーにして、フルーツジュースとブレンドするのもおすすめです。
濃厚な甘みとビター感のあるチョコレート風味のスイーツだけでなく、バニラアイスといったスイーツとも相性がよく、その味わいを引き立てます。
648円で、ティーバッグ20袋入りの商品があります。
ピュア・ペパーミント/PURE PEPPERMINT
口の中で清涼感が広がる、爽やかな飲み心地のハーブティーです。
気持ちもすっきりするため、気分転換や食後のお口直しだけでなく、二日酔いのときにもおすすめです。ホットティーでいれると、この爽快感が際立ちますが、アイスティーもおすすめです。
敢えて薄めにいれて、ペパーミントウォーターとして、たっぷり飲むのもよいでしょう。チョコレート系のスイーツや、スパイシーな料理と相性がよく、爽快感が口の中をリセットしてくれます。
648円で、ティーバッグ20袋入りの商品があります。
ピュア・カモミール・フラワー/PURE CHAMOMILE FLOWERS
ヨーロッパで昔から飲まれている、甘くやさしい香りのハーブティーです。
リンゴを思わせる、自然な甘い香りとまろやかな風味のため、砂糖などを加えなくても飲みやすい味わいです。
そのやさしい風味でリラックスでき、ホットティーをお休み前に飲まれることも多いです。ビターで香ばしさのある、ナッツを使ったタルトやクッキーなどの焼き菓子と合わせると、お互いの風味を引き立て合います。
また、鶏肉料理の食事中の飲みものとしてもおすすめです。
648円で、ティーバッグ20袋入りの商品があります。
ナチュラル・ルイボス/NATURAL ROOIBOS
南アフリカ産のルイボスを、酸化発酵させています。ミネラルを豊富に含み、水分補給としてもよく飲まれています。また、カフェインを含まないので1日中飲めるうえ、お子さまも安心して飲むことができます。
香ばしさとまろやかさのバランスがとれた、穏やかな味わいで、ホットでもアイスでも飲みやすいです。後味はすっきりとしているため、幅広いスイーツや料理と合わせやすく、毎日のお食事用の飲みものとしてもおすすめです。
648円で、ティーバッグ20袋入りの商品があります。
まとめ
このように、紅茶とハーブティーそれぞれの特徴を知り、飲み方や食べもの、飲むシチュエーションに合わせて選ぶと、いつものティータイムが変化に富んだものになります。
また、選んだ紅茶やハーブティーによって、道具やいれ方のバリエーションの幅が広がれば、ティータイムの雰囲気も演出できます。
お客さまにお出しするときも、自信を持っておもてなしできるでしょう。
お好みのスタイルを見つけて、オリジナルのティータイムをお過ごしください。