ディルマ・ジャパンのナビゲーターBELLが茶講師の目線でコラムをお届けします。
茶栽培に理想的な茶畑。クイーンズベリー茶園。

山からの清らかな恵みの水が傾斜地に広がるクイーンベリー茶園。
場所はヌワラエリヤ地域のタラワケリーとキャンディ地域のナワラピティヤの2つの町の中間に位置し、ハイグロウンのエリアにあります。
19世紀にコーヒー農園から紅茶へ転換した“セイロンティー黎明期”を象徴する茶園のひとつです。
例えるなら…午後の陽射しが差す高原の紅茶

今回、紅茶の魅力として、大きな違いよりも「ほんの少しの差」に注目したいと思います。
同じ地域でも、朝摘みか午後摘みか、クオリティーシーズンかどうか、製法の微妙な調整で個性が変わりますが、クイーンズベリーはその中でも
「ハイグロウンの気品を保ちながら、やわらかさがあり、親しみやすい紅茶」
ではないでしょうか。

だからこそ、ハイグロウンの紅茶をいくつか飲み比べた人ほど、「あ、これはちょっと違う!」と感じることができると思います。
みなさんにも、他の茶園シリーズを飲み比べて、微妙な差を楽しんでいただきたいです。
お菓子を引き立てるクイーンズベリー茶園の紅茶

紅茶には大きく分けて二つの役割があります。
ひとつは、味を引き締めること。
もうひとつは、味をまとめること。
クイーンズベリーは、明らかに後者の紅茶です。
ペアリングでは、ミルクチョコレート、ベイクドチーズケーキ、スコーンにクロテッドクリームをたっぷり添えるなど、濃厚な乳脂肪を重たくせず、そのリッチさを受け止めながら、後味をきれいに整えてくれる紅茶です。
主張しすぎず、存在感がある。
お菓子を引き立てながら、味わいを美しく整える。
それが、この茶園の個性です。
「今日は少しコクのあるお菓子を楽しみたい」
そんな気分の時には、ぜひクイーンズベリー茶園の紅茶をおすすめします!
【profile】
ディルマ ナビゲーター / BELL
心を豊かにするお茶時間、
ティーサロンT42主宰
Instagram:@tea.lover.bell





